2026年6月13日時点で、gemini-3.1-flash-image には公式 Gemini Developer API Free Tier の行がありません。
Google AI Studio は Nano Banana 2 をブラウザで試す用途には有効です。ただし、それはバックエンドの本番 API クォータを無料にするものではありません。アプリやサービスから API を呼ぶなら、Google の料金ページが変わらない限り、有料の Developer API 行として計画します。
現在のモデル ID は gemini-3.1-flash-image です。gemini-3.1-flash-image-preview は古いコード、移行メモ、過去の URL 文脈として扱い、新しい実装の前提にしないでください。
経路の答え:ブラウザで試すだけなら AI Studio、同期バックエンドなら有料 Standard、待てる大量処理なら有料 Batch、Gemini Apps の制限は API クォータと分けます。
停止ルール:どこかに「無料」と書かれていても、そのまま production traffic を流さないでください。Google の料金行と、AI Studio の現在のプロジェクト・モデル・ティア制限を確認します。
まず結論
| 確認したいこと | 現在の答え | 確認先 |
|---|---|---|
gemini-3.1-flash-image の公式 API は無料ですか? | いいえ。Standard と Batch の画像行に Free Tier はありません。 | Google Gemini API pricing |
| AI Studio | ブラウザ検証には使えますが、backend の無料クォータではありません。 | AI Studio |
| Nano Banana 2 | 現在の ID gemini-3.1-flash-image に対応します。 | Google image generation docs |
| Preview ID | 新規コードでは使わず、旧例の移行用です。 | Google changelog |

ここでの「無料」は一つの権利ではなく、経路ごとの言葉です。AI Studio のブラウザ検証、Gemini Apps の消費者向け機能、別モデルの Free Tier、外部サービスの独自条件が混ざります。Gemini 3.1 Flash Image の backend API では、Google 料金ページの gemini-3.1-flash-image 行が判断軸です。
最初にアクセス経路を選ぶ
計画はコードより先に経路を決めるところから始まります。AI Studio はモデルの挙動を試す場所です。Developer API の料金行は backend API が無料か有料かを決める場所です。Gemini Apps は消費者向けの制限を持つ別経路です。
| 経路 | 費用状態 | 向く場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| AI Studio | ブラウザ検証 | プロンプトと参照画像の確認 | 現在のプロジェクト制限を確認 |
| Developer API Standard | 同期 backend 有料 | アプリ、サービス、内部ツール | 本モデルに Free Tier はなし |
| Batch API | 非同期の有料低価格 | 待てる一括処理 | 安いが無料ではない |
| Gemini Apps | 消費者向け機能 | 個人利用 | API クォータではない |
| 外部サービス | 別契約 | 現在条件を確認できる場合のみ | Google 料金行の代替ではない |
この分割を先に置くと、ブラウザで動いたからサーバーでも無料という誤解を避けられます。見るべきものは、同じプロジェクト、同じモデル、同じティア、そして該当する料金行です。
公式 API のこのモデル行は有料
Google の料金ページでは、確認日時点で gemini-3.1-flash-image の Standard 行に Free Tier はありません。Batch も無料ではなく、非同期処理向けの低価格な有料行です。
| 出力サイズ | Standard API | Batch API |
|---|---|---|
| 0.5K | $0.045 | $0.022 |
| 1K | $0.067 | $0.034 |
| 2K | $0.101 | $0.050 |
| 4K | $0.151 | $0.076 |

料金は日付付きの運用材料として扱います。ローンチ、デモ、移行、大量トラフィックの前には、料金ページを再確認してください。モデル行、preview ラベル、課金条件は変わる可能性があります。
現在のモデル ID を使う
新しいコードでは gemini-3.1-flash-image を使います。Google changelog では GA 版の公開日が 2026年5月28日、preview 版の停止日が 2026年6月25日とされています。
hljs txtgemini-3.1-flash-image
新しいコードを次の古い文字列から始めないでください:
hljs txtgemini-3.1-flash-image-preview

コード、ログ、allowlist、課金確認、サポートチケットで同じ ID を使うことが重要です。表示名だけで Nano Banana 2 と書く、コードでは preview と書く、料金では GA 行を見る、という分裂があると障害対応が遅れます。
構築前に実際のクォータを確認する
クォータは古い固定表では決められません。Google は RPM、TPM、RPD を説明していますが、実際の値はプロジェクト、モデル、ティアに結びつきます。上线前の実務は、キーの背後にある AI Studio プロジェクトを開いて確認することです。
- API キーまたはプロジェクトを持つアカウントで AI Studio を開きます。
- コードが実際に使う同じプロジェクトを選びます。
- モデル ID が
gemini-3.1-flash-imageであることを確認します。 - ティア、RPM、TPM、RPD、課金表示を記録します。
- デモ、ローンチ、移行、トラフィック変化の前に再確認します。
AI Studio で十分な場面
AI Studio は、プロンプトの比較、参照画像の挙動確認、内部レビュー用のサンプル作成に向いています。ユーザー待ち、再試行、ログ、コスト、保存、データ保持が関わるなら、Developer API の設計に移るべきです。
Gemini Apps は別の消費者向け経路
Gemini Apps は個人利用では便利ですが、Developer API の無料枠を証明しません。アプリ側の使用制限やプラン条件は、backend API の RPM、TPM、RPD ではありません。
| 表面 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| AI Studio | ブラウザでモデル挙動を見られる | backend API が無料であること |
| Developer API pricing | モデル API 行が無料か有料か | 各プロジェクトの実際の制限 |
| Gemini Apps | 消費者向けアプリで画像生成できる場合がある | Developer API のクォータ |
開発者向けの判断ルール
実務ルールは単純です。手元の検証は AI Studio、対話的なアプリ機能は有料 Standard、待てる一括処理は有料 Batch、個人利用は Gemini Apps、外部サービスは現在の条件を確認できる場合だけ検討します。
まず無料で試したい場合
日本語でこの疑問が出るとき、実際の読者仕事は「本番 API を無料で回せるか」だけではありません。多くの場合は、予算を確保する前に Nano Banana 2 が自社の画像タスクに合うか見たい、という段階です。その用途なら AI Studio を使い、ブラウザ上でプロンプト、参照画像、出力サイズ、失敗例を観察するのが自然です。
ただし、AI Studio の検証結果をそのまま API 無料枠の証拠にしないでください。AI Studio で確認できるのは、モデルの応答傾向、編集の安定性、構図のばらつき、社内レビューに耐えるサンプルが作れるかどうかです。API で本番運用できるかを決めるには、料金行、プロジェクトのティア、実際の RPM・TPM・RPD、リトライ設計、保存方針、ユーザーへの失敗表示まで別に見ます。
試用段階では、最低限の記録を残すと判断がぶれません。日付、プロジェクト、モデル ID、プロンプト集合、画像サイズ、採用基準を残し、結果を「そのまま使える」「再生成や人手選別が必要」「製品には入れない」の三つに分けます。良い一枚だけを見て API 化すると、実際のユーザー流量ではコスト、待ち時間、失敗率を過小評価しやすくなります。
この記録がそろっても、答えはまだ「無料 API がある」ではありません。答えは「モデル能力の予備検証はできた」です。製品に進むなら、Google の料金ページと AI Studio の現在プロジェクト制限を確認し、Standard か Batch か、どの失敗を許容するか、どこまでユーザーに即時返答するかを決めます。
エンジニアリング確認に入れる項目
本番実装では、無料枠の判断を仕様書の一文ではなく、リリース前チェックに入れるべきです。コード内のモデル ID は gemini-3.1-flash-image に統一し、preview 文字列を新規呼び出しに残さない。設定では Standard と Batch を分け、どちらの経路がどの機能に使われるかを明示する。ログには project、model、tier、output size、request source、error type を残し、後から料金問題と制限問題を分けられるようにします。
機能の性質によって、見るべきコストも変わります。ユーザーが画面上で結果を待つ編集機能なら、同期 Standard API、応答時間、リトライ回数、失敗時 UI が中心です。夜間バッチ、マーケティング素材の候補生成、内部レビュー用の大量案なら、待てる前提で Batch を検討できます。Batch は安い経路ですが、無料ではありません。この違いを設計段階で明文化しておくと、後から「AI Studio で動いたから無料のはず」という会話に戻りにくくなります。
サポート向けの説明も同じ構造にします。AI Studio はブラウザ検証面、Developer API はプロジェクト単位のバックエンド呼び出し、Gemini Apps は消費者向け製品です。どれも画像を作れる場合がありますが、クォータ、課金、制限、サポート経路は別です。この分け方を先に共有しておけば、ユーザーからの無料枠質問にも一貫して答えられます。
隣接する疑問は別記事で分担しています。Gemini API Free Tier は Gemini API 全体の無料枠、Gemini image generation rate limits は画像生成の 429 と制限復旧、Gemini 3 Pro Image vs Gemini 3.1 Flash Image はモデル選択を扱います。
Preview 時代の例から移行する
Preview 例の移行では、モデル文字列だけでなく、料金、無料表現、クォータ注記、ログ、ドキュメント、サポート回答をまとめて更新します。古い ID が残るほど、停止日、課金、デバッグのリスクが増えます。
| 確認項目 | 対応 |
|---|---|
| Model ID | 実際の呼び出しを gemini-3.1-flash-image に置き換える。 |
| Free Tier wording | 「無料 API」を AI Studio 検証または API Free Tier なしに直す。 |
| Quota notes | 現在のプロジェクトに属さない固定制限を削除する。 |
| Support logs | project、model、tier、image size、error dimension を記録する。 |
よくある質問
Gemini 3.1 Flash Image に無料 API 枠はありますか?
2026年6月13日時点の公式 Developer API 行ではありません。Standard と Batch の画像行に Free Tier はありません。
AI Studio では無料で試せますか?
ブラウザ検証には使えますが、実際の制限は現在のプロジェクトとアカウントに依存し、本番 API クォータではありません。
Nano Banana 2 は同じモデルですか?
はい。Google の画像生成ドキュメントでは Nano Banana 2 が gemini-3.1-flash-image に対応します。
preview ID はまだ使うべきですか?
新規 production では使いません。旧コードの確認や移行メモでのみ扱います。
Batch は安いので無料ですか?
いいえ。有料の非同期行です。待てる処理に向きますが Free Tier ではありません。
Gemini Apps の制限は API 制限ですか?
違います。Gemini Apps は消費者向け製品で、API クォータはプロジェクト、モデル、ティアに属します。
正確な制限はどこで確認しますか?
AI Studio でキーの背後にあるプロジェクト、モデル、ティア、RPM、TPM、RPD を確認します。
広い Gemini 無料枠の話はどこを見ますか?
/ja/blog/gemini-api-free-tier/ と /ja/blog/gemini-image-generation-rate-limit/ が別の読者仕事を引き受けます。



