2026年5月6日時点で、GPT Image 2 が1枚いくらかを知りたいなら、まず OpenAI 公式の出力例から見るのが安全です。1024x1024 の画像は low が $0.006、medium が $0.053、high が $0.211。1024x1536 または 1536x1024 の画像は、同じ品質順で $0.005、$0.041、$0.165 です。ただし、これは「出力例」であって、すべて込みのAPI請求額ではありません。実際の請求には、テキスト入力、参照画像や編集用画像、partial images、再生成、Batch、または外部プロバイダーの契約が関わることがあります。
まず公式の1枚あたり出力例を見る
日本語の料金説明では、「1枚何円」「API料金」「ChatGPTの画像生成」「安い外部ツール」が同じ文脈に並びがちです。予算を作るときは、最初に OpenAI 公式の出力例だけを切り出してください。
| 出力サイズ | Low | Medium | High | この行の使い方 |
|---|---|---|---|---|
| 1024x1024 | $0.006 | $0.053 | $0.211 | 正方形画像の公式起点 |
| 1024x1536 | $0.005 | $0.041 | $0.165 | 縦長画像の公式起点 |
| 1536x1024 | $0.005 | $0.041 | $0.165 | 横長画像の公式起点 |
たとえば、参照画像なしで 1024x1024 high を1枚生成する見積もりなら、$0.211 を最初の行に置けます。しかし、プロダクトで複数回リトライする、ユーザーが画像をアップロードする、既存画像を編集する、途中プレビューを要求する、あるいはBatchで非同期処理する場合、その数字だけでは足りません。

公式の料金行は何に課金しているのか
OpenAI のAPI pricingでは、GPT Image 2 は画像トークンとテキストトークンの料金行として示されます。画像では image input が100万tokensあたり $8.00、cached image input が $2.00、image output が $30.00。テキスト入力では input tokens が100万tokensあたり $5.00、cached input tokens が $1.25 です。
この行は、1枚あたりの例の裏側にある計算基盤です。読者がすぐ知りたいのは「lowならいくら、mediumならいくら、highならいくら」ですが、開発チームが本番コストを管理するには、入力と出力の内訳を残す必要があります。出力例だけを見れば速く見積もれますが、編集や参照画像を含むと請求額がずれます。トークン行だけを見れば正確ですが、意思決定の最初の画面としては読みづらくなります。
Batch も公式の別ルートです。非同期で待てるワークロードなら、Batchの料金行は低くなります。たとえば image input は100万tokensあたり $4.00、cached image input は $1.00、image output は $15.00 です。ただし、ユーザーがクリックしてすぐ画像を待つUIに、Batchの数字をそのまま使うのは危険です。安くなる代わりに、処理方式と待ち時間が変わるからです。
実際のAPI請求は小さな式で考える
GPT Image 2 の実際の費用は、1つの固定単価ではなく、次の部品を足し合わせるイメージです。
| 部品 | いつ発生するか | 予算での扱い |
|---|---|---|
| Text input | すべてのpromptに含まれる | 大きな項目ではないことが多いがゼロではない |
| Image input | 参照画像、mask、編集元画像を使う | 編集系ワークフローでは重要 |
| Image output | 生成された画像そのもの | 公式の1枚あたり例の中心 |
| Partial images | 途中出力や部分画像を要求する | output token の負荷が増える |
| Retry | もう一度生成する | 受け入れた追加出力は別の作業量 |
| Batch | 非同期処理できる | 公式コストを下げられるが待ち時間が変わる |
ここで重要なのは、「1枚の画像」と「1回の請求対象作業」を同じ意味にしないことです。最終的に公開する画像が1枚でも、5回試して1枚を選べば、内部では複数の出力が発生しています。参照画像を使う編集ワークフローなら、出力例に加えて画像入力の要素も見る必要があります。
大きい非正方形画像のほうが安い理由を勝手に作らない
公式例では、1024x1536 と 1536x1024 は 1024x1024 よりピクセル数が多いのに、同じ品質で価格例が低くなっています。これは「ピクセル数で線形計算できる」という発想を捨てるべきサインです。公開されているのは、OpenAI が示す特定のサイズと品質の組み合わせであって、任意サイズに使える面積比例式ではありません。
そのため、スプレッドシートで勝手に「1メガピクセルあたりの価格」を作るより、公式に出ているサイズ行をそのまま使うほうが安全です。正方形サムネイルだけなら 1024x1024 行で十分です。縦長広告、横長バナー、商品画像、編集済み画像を混ぜるなら、サイズと品質をログに残して、あとから費用差の理由を追えるようにします。
OpenAI直契約、Batch、プロバイダー、ChatGPTを分ける

料金の混乱は、契約の持ち主を分けないと起きます。
| 経路 | 価格の持ち主 | 向いている用途 | 混同してはいけないもの |
|---|---|---|---|
| OpenAI direct API | OpenAI公式API pricing | 公式モデルID、プロジェクト請求、第一者責任 | 外部ゲートウェイの固定価格 |
| OpenAI Batch | OpenAI公式Batch pricing | 待てる非同期ジョブ | 即時生成UI |
| Provider / gateway | そのサービスの契約 | ローカル支払い、統合ゲートウェイ、独自価格 | OpenAI直契約の公式価格 |
| ChatGPT plan | ChatGPTの利用条件 | ChatGPT内の画像生成 | gpt-image-2 API請求 |
公式の費用を知りたい段階では、外部プロバイダーの価格を主語にしないでください。安い経路を探す作業は別の判断です。その場合は GPT Image 2 APIの安い経路ガイド に分けたほうが、OpenAI公式コストとプロバイダー契約を混ぜずに済みます。
ChatGPTも同じです。ChatGPTのプランで画像生成を使えることはありますが、それは消費者向けプロダクトの利用権です。APIで gpt-image-2 を呼び出す費用とは別です。
ワークロード別にどの数字を使うか

| ワークロード | 最初の見積もり | 請求を変えるもの | 実務ルール |
|---|---|---|---|
| 下書きテスト | low または medium の公式例 | prompt試行と再生成 | 最終画像だけでなく採用した出力を数える |
| 通常制作 | 実サイズの medium 例 | 枚数、品質、軽いリトライ | size と quality をログに残す |
| 高品質納品 | high の公式例 | 参照画像、編集、ボツ率 | high は別予算にする |
| 編集中心 | 出力例 + image input | mask、参照画像、partial images | text-to-image と分けて集計する |
| 非同期Batch | 条件を満たせばBatch行 | 待ち時間、ジョブ分割、再実行 | 待てる作業だけBatchにする |
この表は、プロバイダー比較ではありません。外部サービスが「1回いくら」と言う場合、その価格はそのサービスの契約です。公式OpenAIの見積もりを理解する前に、その価格で置き換えると、請求の持ち主が見えなくなります。
本番前に小さな計算器を作る
GPT Image 2 の計算器は、複雑である必要はありません。少なくとも次のフィールドを保存できれば、後から費用差を説明できます。
| フィールド | 例 | 必要な理由 |
|---|---|---|
model | gpt-image-2 | モデルを混ぜない |
size | 1024x1024, 1024x1536, 1536x1024 | 公式例の行を選ぶ |
quality | low, medium, high | 品質ごとの単価を選ぶ |
has_image_input | true / false | 生成と編集を分ける |
partial_images | 0, 1, 2 | 追加の出力負荷を残す |
retry_count | 0, 1, 2 | 再生成分を数える |
route | direct, Batch, provider | 契約の持ち主を残す |
これらがログにあれば、「high品質が高かったのか」「参照画像の編集が多かったのか」「Batchに向く作業だったのか」を判断できます。逆に、画像枚数だけを記録していると、平均単価だけが残り、改善できる場所が見えません。
よくある質問
GPT Image 2 は1枚いくらですか?
2026年5月6日時点のOpenAI公式出力例では、1024x1024 は low $0.006、medium $0.053、high $0.211 です。1024x1536 と 1536x1024 は $0.005、$0.041、$0.165 です。実際のAPI請求には入力、編集、partial images、再生成が加わることがあります。
$0.211 が GPT Image 2 の固定価格ですか?
違います。$0.211 は 1024x1024 high の公式出力例です。low と medium は安く、非正方形サイズも別の例です。編集や参照画像を使えば別の入力コストも発生します。
GPT Image 2 API は無料ですか?
無料APIとして予算を組まないでください。現在のモデルページ、pricing、組織やプロジェクト状態を確認する必要があります。ChatGPT内の利用権はAPI請求とは別です。
Batchなら必ず安くなりますか?
条件を満たす非同期ジョブでは公式料金を下げられます。ただし、すぐ結果を返すUIには合わない場合があります。
プロバイダー価格とOpenAI公式価格は比較できますか?
比較はできますが、まず価格の持ち主と単位を分ける必要があります。プロバイダーの固定呼び出し価格は、そのプロバイダーの契約であり、OpenAI direct API の公式価格ではありません。
どの公式ページを確認すべきですか?
API pricing で token rows と Batch rows を確認し、image generation cost guide で1枚あたり例と計算式を確認し、GPT Image 2 model page で gpt-image-2 のモデルIDとAPI経路を確認してください。



